「二次で国語を使わないのに、共テ対策に時間を溶かすな。合格率を1%上げるための“戦略的撤退”を教えます。」
国立理系、特に東京科学大学(旧東工大)や難関大を目指す君たちに伝えたい。国語という科目は、どれだけ時間をかけても点数が保証されない非常に不安定な科目です。
そんな悲劇は理系だけでなく、文系受験生の間でもザラにあります。理系にとって、国語に深入りするのは投資ではなく「ギャンブル」です。我々はギャンブラーではなく、冷徹な戦略家であるべきです。
国語で足切りを回避し、合格最低点を守る。そのために必要なのは、何冊もの参考書を積み上げる勉強法ではなく、最短ルートでの「戦略的撤退」です。
『漢文早覚え速答法』『古文漢文の集中講義』『黄色本(決める!)』……どれも名著ですが、これらは「ある程度の基礎がある人」が共通テスト形式に合わせるための道具です。
国語が完全にゼロの状態から、これらの本で短期間攻略するのは、実はほぼ不可能です。僕自身、有名どころを試しては解説が理解できず挫折してきました。しかし、そんな僕を救い、周囲の仲間も軒並み8〜9割まで引き上げた「本物の1冊」がありました。
この黄色い本が、なぜ理系に最強に刺さるのか。その理由は、この1冊の中に「読むため・解くために必要なすべて」が完結しているからです。
普通、対策をしようと思えば単語帳と問題集の2冊が必要ですが、この本は違います。古文・漢文の重要語がそれぞれ100単語ほど厳選されて載っています。さらに漢文の文法事項も「5秒」で確認できるレベルまで削ぎ落とされています。現代文・古文・漢文の3ジャンルが、この薄い1冊で終わるのです。
解法を学んだ直後に、すぐ横に練習問題があります。「あ、この知識はこう使うんだ」という納得感が一瞬で得られます。無駄な項目を排除し、点数に直結する部分だけを優先して載せてある、まさに理系のための設計です。
私は実質24時間の投資で攻略しましたが、1日で24時間ぶっ通しでやるのは脳のメカニズム的に非効率です。
「合計24時間を、1週間以上に分散して」使ってください。電車の中やスキマ時間でカットして少しずつ読む。この「反復」こそが、短時間で記憶を定着させる唯一のコツです。
国語をサクッと終わらせて作った時間は、着実に点数が上がる理系科目に回すべきです。特に化学などは、最後に一気に点数が伸びる科目です。合格率を1%でも上げるために、どこに時間を投資するか。その判断が合否を分けます。
※注:東大上位や医学部志望など、国語の1点が致命傷になる層は例外です。それ以外の多くの理系志望者にとっては、これが最適解だと断言します。